5月にNASU FARM VILLAGEへやってきた、引退競走馬のブライトメール。
競走馬として走ることを終えた彼にとって、ここから始まるのは新しい馬生です。
勝つことや速く走ることを求められてきた日々から離れ、今はファームの自然の中で、のびのびと過ごしながら、人との触れ合いや新しい環境を少しずつ知っていく毎日。
スタッフに甘えたり、ゆっくりお散歩をしたり。
そんな何気ない時間を重ねながら、ブライトメールは「第二の馬生」ともいえる、
穏やかで幸せな時間を歩み始めています。
そして現在は、そんなファームでの暮らしを楽しみながら、ホーストレッキングやひき馬体験などを通して、これからもっとお客様と触れ合う時間を過ごせるよう、無理のないペースで日々トレーニングを重ねています。


これまでは一人のスタッフが中心となって騎乗していましたが、
最近では馬課のほかのスタッフも少しずつ騎乗するようになりました。
乗る人が変わっても、それぞれの合図をしっかりと理解し、その意図に応えられるように。
さまざまなスタッフと練習を重ねることで、人とのコミュニケーションの幅も少しずつ広がっています。
そして最近、新たに取り組んでいるのが「横木(おうぼく)」を跨ぐ練習です。

ファームでお散歩をしていると、道に木や石などの障害物があることもあります。
そんなときに怖がらず、しっかりと足を上げて跨ぎ、安全にその先へ進めるようになるための大切なトレーニングです。
馬はとても臆病な動物です。
初めて見るものを怖がって立ち止まってしまったり、同じような木でも色が違うだけで「いつもと違うもの」と感じ、進めなくなってしまったりすることがあります。
そのため、トレーニングではさまざまな色の横木を使い、見た目の違うものにも少しずつ慣れていきます。
一方で、障害物をあまり怖がらず、そのまま進もうとする馬もいます。
ただ、足をしっかり上げずにぶつけてしまうと、蹄や脚を傷めてしまうことも。
だからこそ、障害物を怖がらないことだけではなく、「しっかりと足を上げて、安全に跨ぐ」ことを覚えることも大切です。
初めて見るものや、これまで経験したことのない動きに戸惑うこともありますが、一度、二度と経験を重ねるうちに、少しずつ理解し、自分のものにしていくブライトメール。
その姿を見ていると、4歳という若さならではの吸収の早さと、これからの可能性を感じます。
そして、そんなトレーニング中の凛々しい姿とはまた違った表情を見せてくれるのが、普段のブライトメールです🌈
「ぶーちゃん」の愛称で呼ばれ、穏やかで甘えん坊な一面を見せてくれることも。
ファームでの暮らしにも少しずつ馴染み、スタッフとの距離もぐっと近くなりました。
馬たちの中では末っ子の彼も、今ではすっかりみんなに可愛がられる存在です🤍

まだ4歳。
競走馬としての日々を終えたことは、ブライトメールにとって「終わり」ではなく、新しい馬生の始まりです。
これからたくさんの人と出会い、いろいろなことを経験しながら、このファームで穏やかに、幸せな時間を重ねていってほしい。
ひとつできることが増えるたびに、新しい一面を見せてくれるブライトメール。
焦らず、一つひとつの経験を重ねながら、彼らしく第二の馬生を歩んでいく姿を、これからもスタッフみんなで大切に見守っていきたいと思います🐴🌿