
広がる草原に風が吹き、今年もNASU FARM VILLAGEでは“牧草の収穫”が始まりました。
この牧草は、草食動物である馬たちの大切な食事となるだけでなく、ファームの美しい景観を守る役割を果たしています。
NASU FARM VILLAGEを運営するThink FUTURE社が大切にしているのは、「自給自足しながら、あふれた恵みは分け与える」という価値観。
馬たちのために丁寧に育てられた牧草は、必要に応じて他の牧場へも届けられ、命をつなぐ循環の一部となっていきます。
NASU FARM VILLAGEでの牧草収穫は年に4回行われます。
このタイミングはトラクターツアーは休止となりますが、ファームでもなかなか見ることのできない貴重な光景をぜひご覧ください。
この活動を支えているのが、景観管理課のスタッフたち。
彼らは自然と真摯に向き合い、土壌を育て、気候と牧草の状態を見極めながら、
毎日、静かに、確かに、命の基盤を整える仕事を続けています。
目の前の草を刈るという行為の、その先にあるもの。
それは動物たちの命を支えることにとどまらず、
人と動物、そして自然が共に生きるという、NASU FARM VILLAGEの在り方そのものへと繋がっていきます。
彼らの手仕事から生まれるのは、「優しさの循環」。
ひとつひとつの作業が、未来を耕し、誰かのいのちをそっと支える。
私たちはこのファームから、そんな優しさを伝え続けていきたいと思います。